5月7日 「梅棒のおどんろ」
5月7日土曜
このタイトル、なんのことかさっぱりわからないと思います。
ダンスミュージカルって言っていいのかな。そう舞台作品です。
素晴らしいエンターテイメントでした。
4月27日にオレンジホールで上演されたのですが、
気になりつつ観に行けてなかったんです。
その後、文化関係の方に、ものすごく面白かったと聞いて、
どうしても観たくて、よさこい出張の前日にあった名古屋公演に
駆けつけました。
私がミュージカルに心酔したきっかけは、「コーラスライン」です。
私が高1の時、劇団四季の高知公演で観ました。
浜畑賢吉さんがザックを演じ、前田美波里さんのダイナミックなダンス、
市村正親さんの繊細でセクシーな演技にメロメロでした。
当時、ダンス部で毎日踊っていた私には、ドンピシャな内容。
ダンスのオーディションを受けにきたダンサーたちの心模様が見事に描かれた感動の作品。
あの時の舞台は当時の私にとって、衝撃的でした。
オレンジホールから高知駅まで、ずっと「劇団四季に入る」
「絶対入る」とブツブツ言いながら帰ったことを今でもよく覚えています。
あの頃は、ダンスがたくさんあるミュージカルが結構数ありました。
ウエストサイドストーリー、キャッツ、スターライトエクスプレス、などなど。
その後レミゼラブルやミスサイゴンのように歌が中心のミュージカルが多くなりました。
今日の「おんどろ」は、とにかく全編ダンスです。
ジャズ、ロック、ポップ、ストリート、いろんなジャンルのダンスがストーリーに合わせてどんどん
展開されます。
使われている楽曲は、光ゲンジ、きゃりーぱみゅぱみゅ、米津玄師、桑田佳祐、BTSなどなど。
そうなんです。この作品用に作った曲ではなく、普段聞いたことがある楽曲ばかり。
セリフもないのに、ところどころ歌詞がぴったりくる。
ぴったりきた歌詞だけが印象に残り、不思議な世界感です。
ガンガン動くセットに、映像をうまく使って、舞台は上下2階、上と下、と見せ方が変幻自在。
なんててんこ盛りな舞台なんでしょう。新しい!
この作品を作った振り付け師や演出家はすごい!!
圧巻の2時間?。
もう時間感覚もないくらいです。
この作品をCMで見るまでは、聞いたこともなかったお名前「梅棒」
(私が知らないだけだったりして)
これだけ、ダンスを楽しめた作品は、久しぶり、いえ、初めてかもしれない。
とにかく、新しい。ステージングも、間合いも、振り付けもとにかく新しい。
ミュージカルの枠を超えているような気がします。
ダンスエンターテイメント。
めちゃくちゃ、興奮して今日は、目が爛々しています。
そう、できることはまだまだいっぱいある。
面白いことしよう!!
遊び心満載な舞台は、私に元気をくれました。
終演の時のアンコールは何回も続き、一旦つきかけた客殿を消すように鳴り響く拍手の中、
再び登場した出演者たち。するとお客様は全員総立ち。スタンディングオーベーション。
コロナだからか静かにみていたお客様、めちゃくちゃ感動してました。
みなさん、「梅棒」さんにロックオンしてみてください。
今日も読んでくださり、ありがとうございます。
合掌✴️田村千賀