5月9日(月) お伊勢参り
5月9日 (月)
今日は、お伊勢さんにお参りしてきました。
久しぶりの参拝です。
外宮からお参りして、内宮へ行く順番は、ずっと昔
天照連のわかちゃんに教えてもらいました。
何度きても特別な空気です。なんと表現すればいいのか。
厳かで、尊く、日本の心のルーツ(そう言っていいのかわかりませんが)
神々に会えるところ。
整然と手入れされた木々たち。何千の時を見続けてきた大木の佇まいに圧倒されます。
生きています。時代を超えて確かに生きています。
真っ直ぐ天に向かう木。
どんな苦難にも負けないかのように、うねうねと曲がりなから伸びて、見事な枝振りをみせる木。
根本は一つなのに、二つの木に成長した木
たくさん木々からいろんなお話が聞こえてきます。
新緑の緑から放出されるマイナスイオンのおかげか、少しひんやりした中に温もりと
ウソやごまかしが全く通用しない、凛とした厳しい空気感が、神々の森を包んでいます。
毎日丁寧に掃除され、打ち水され、清められています。
20年に一度建、お社を建て替える遷宮のために、広い土地がじっとその時を待っています。
落ちた葉っぱは、丁寧に掃除され、散らばった小石は、きれいに整えられ、
人から人へ受け継がれる伝統があります。大切なものが生きています。
「神様をお祀りする」ことの深さを感じた参拝でした。
頭を下げて祈る姿は、それだけで尊く美しい。
年に一度はお参りしたいです。
今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
合掌✴️千賀
5月8日 久しぶりのよさこい出張
5月8日(日)
今日は、久しぶりに伊勢天照連(いせてんしょうれん)によさこいレクチャーをさせていただきました。
初めて振り付けをしたのは、かれこれ15年以上の前の事です。
最寄りの駅は伊勢市。そうなんです。伊勢神宮のお膝元にあるチームです。
振り付けた当時から20名前後のメンバーでした。このチームは毎年代表が変わるシステムです。
負担が一人にかからないように、またいろんな方が代表をすることで、価値観が一つに決まらない
魅力もあるでしょうか。一長一短、いろんないい事と、厳しい事があると思います。
少ない人数ですが、みんな思いやりに溢れたいい人ばかり。
とにかく純粋です。年に1回しか会いませんが、行くたびにみんなに会うのがとても楽しみです。
天照連は、一時期、メンバーが減り、4名でやった年もありました。
人数じゃない、やりたかったらやる!だったり、天照連の名前を絶やしたらいかんき、
とか、その時々の人々の思いは、駅伝のように、人から人へとつながっていきます。
なんとその時は、4名全部違う振り付けでした。
他にも、招き猫だったり、お木ひきがテーマだったり、いろんな作品を作りました。
コロナになる前から、みんな人生の転機を迎え、結婚、出産と新しい生活になっていきました。
活動がうやむやになった頃、「最後に1回やって解散しよう」と作品を作ろうとした、その年、
コロナが始まってしまい、2年間お休みとなりました。
そして、満を持して新作制作となったわけです。
久しぶりにあったみんなは変わってなかった。昔のまんま。
なのに、そばに元気な子供達の姿が一人、二人。
みんな家族で参加しているではないですか。
私はまるで、タイムカプセルに乗って、旅をしているみたいです。
久しぶりに踊るとあって、体力も落ちてて、ひ〜ひ〜言いながらの練習でしたが、
それがまた楽しい。
子供達を一生懸命育ててる姿が、また微笑ましくて。眺めているだけで、嬉しさ満開です。
家族を持っても、また鳴子を持って集まれるなんてこんな素敵なことはないと思います。
よさこいのご縁って、いいなあとつくづく思いました。
お母さんたちが笑顔で踊る後ろで、ちょこっと真似っこして踊ってる姿が最高にかわいい。
鳴子のご縁が作る新しいコミュニティの形をしっかり目に焼き付けました。
何かを一緒に作る。昔懐かしい村の鎮守のお祭りみたいです。
よさこいの魅力は、広がるばかりです。
こんなお祭り考えた人、すごい!!!
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
合掌✴️千賀
5月7日 「梅棒のおどんろ」
5月7日土曜
このタイトル、なんのことかさっぱりわからないと思います。
ダンスミュージカルって言っていいのかな。そう舞台作品です。
素晴らしいエンターテイメントでした。
4月27日にオレンジホールで上演されたのですが、
気になりつつ観に行けてなかったんです。
その後、文化関係の方に、ものすごく面白かったと聞いて、
どうしても観たくて、よさこい出張の前日にあった名古屋公演に
駆けつけました。
私がミュージカルに心酔したきっかけは、「コーラスライン」です。
私が高1の時、劇団四季の高知公演で観ました。
浜畑賢吉さんがザックを演じ、前田美波里さんのダイナミックなダンス、
市村正親さんの繊細でセクシーな演技にメロメロでした。
当時、ダンス部で毎日踊っていた私には、ドンピシャな内容。
ダンスのオーディションを受けにきたダンサーたちの心模様が見事に描かれた感動の作品。
あの時の舞台は当時の私にとって、衝撃的でした。
オレンジホールから高知駅まで、ずっと「劇団四季に入る」
「絶対入る」とブツブツ言いながら帰ったことを今でもよく覚えています。
あの頃は、ダンスがたくさんあるミュージカルが結構数ありました。
ウエストサイドストーリー、キャッツ、スターライトエクスプレス、などなど。
その後レミゼラブルやミスサイゴンのように歌が中心のミュージカルが多くなりました。
今日の「おんどろ」は、とにかく全編ダンスです。
ジャズ、ロック、ポップ、ストリート、いろんなジャンルのダンスがストーリーに合わせてどんどん
展開されます。
使われている楽曲は、光ゲンジ、きゃりーぱみゅぱみゅ、米津玄師、桑田佳祐、BTSなどなど。
そうなんです。この作品用に作った曲ではなく、普段聞いたことがある楽曲ばかり。
セリフもないのに、ところどころ歌詞がぴったりくる。
ぴったりきた歌詞だけが印象に残り、不思議な世界感です。
ガンガン動くセットに、映像をうまく使って、舞台は上下2階、上と下、と見せ方が変幻自在。
なんててんこ盛りな舞台なんでしょう。新しい!
この作品を作った振り付け師や演出家はすごい!!
圧巻の2時間?。
もう時間感覚もないくらいです。
この作品をCMで見るまでは、聞いたこともなかったお名前「梅棒」
(私が知らないだけだったりして)
これだけ、ダンスを楽しめた作品は、久しぶり、いえ、初めてかもしれない。
とにかく、新しい。ステージングも、間合いも、振り付けもとにかく新しい。
ミュージカルの枠を超えているような気がします。
ダンスエンターテイメント。
めちゃくちゃ、興奮して今日は、目が爛々しています。
そう、できることはまだまだいっぱいある。
面白いことしよう!!
遊び心満載な舞台は、私に元気をくれました。
終演の時のアンコールは何回も続き、一旦つきかけた客殿を消すように鳴り響く拍手の中、
再び登場した出演者たち。するとお客様は全員総立ち。スタンディングオーベーション。
コロナだからか静かにみていたお客様、めちゃくちゃ感動してました。
みなさん、「梅棒」さんにロックオンしてみてください。
今日も読んでくださり、ありがとうございます。
合掌✴️田村千賀
5月6日(金)「声かけ」
昨日5月5日は、暦で「立夏」です。
数日前に「土用」について書きましたが、4月17日から始まった土用は5月5日21時25分59秒で終了して、
ついに「立夏」に入りました。
「土用」の間は土いじりをしない方がいいというので、スタジオの小さな花壇も放置。
雑草もいっぱい生えて気になっていましたので、今日はお花を買ってきて、花壇をきれいにしました。
雑草を抜くのは大変なので、思い切って、土を耕すことにしました。
硬くなった土を掘り変えてして、空気をいっぱい入れると、固まった土がほぐれていきます。
雑草の根っこはかなり深くまで伸びていて、引き抜いたくらいでは、またすぐ生えてくるわけです。
なんて逞しいのでしょう。
しっかり伸びるためには、根を張らないといけないんだよ。
草がそう教えてくれているようです。
私は、しっかり根を張ってるかな?土を掘り起こしながら考えました。
私にとっての「根」ってなんだろう…。
答えは見つかりません。こういう時は、ボヤ〜〜と置いときます。そのうちひらめくから。
土をガンガン掘り返していたら、通りかかったおばさんが声をかけくれました。
「いっつも花に癒されています。ありがとう」
疲れが吹っ飛びました。なんて嬉しい一言でしょう。
私が花壇をエッサホイサとやっているうちに、何もの人が通りすぎていきました。
みなさんほとんど、スマホで話しているか、何かを聞いているかです。
外にアンテナが向いていません。
たくさん人が通っても、まるで、個人のカプセルの中に入っているみたい。
ただ、流れていくだけです。
これが今の社会です。
一人一人で成立する時間が増えてきました。
誰かと関わる経験が急激に少なくなっているのか、
それとも関わり方が変化しているのか。
そんな時に、声をかけてもらえて、びっくりするほど新鮮でした。
ありがたい。とても嬉しかった。
声をかけるのは、人をこんなにも元気にするのですね。
私も、怯まず声をかけていこう!と思いました。
若い子からは、変なおばさんって思われるんだろうな。
ま、変なおばさんも思いっきりやれば名物おばさんになれるかも。
人にしてもらった嬉しいことは誰かに返していかなくちゃ。
循環型社会にしていかないかんものね。SDGS ????だ〜〜〜。
今日も読んでくださりありがとうございました。
合掌✴️田村千賀
5月5日(木)子供の日in旅広場
5月5日(木)
今日は「こどもの日」。高知駅前旅広場では、こどもの日にちなんで
フラフの競演がありました。
なんと5本のフラフが高知駅の広場に集まり、
「鳴子華」に乗せて優雅に雲一つない空を舞いました。
フラフは、今でこそよさこいの必須アイテムの一つとなっていますが、
もともとは、端午の節句に子供の成長を願って、鯉のぼりと一緒に立てた土佐ならではの大旗です。
このフラフをよさこいに取り入れたのは、上町よさこい鳴子連。
よさこい研究所の岡崎さんや棟梁と呼ばれるフラフの名手の方々です。
そのダイナミックな旗に魅了されて、よさこい人の間にあっという間に浸透していきました。
フラフは綿地にダイナミックな絵が描かれた本染のものと、
化繊に印刷プリントされたものがあります。化繊のものは、軽くてふりやすいのですが、
綿地のものはかなりの重量があり、これを風に靡かせて優雅にふるには相当のテクニックが入ります。
高知でも名人と呼ばれる方々が集った、5月5日の旅広場。
全部で5本のフラフが一気に空を舞いました。
流石の動きです。どの角度も絵になる。
竿のさばきも素晴らしく、さまざまな形を見せるフラフはまるで生きた竜のようにも見えます。
この日だけの素晴らしい風景です。
子供の成長を願って、思いっきり風に乗って舞うフラフは、五月晴れの空に映えて、
力強く雄々しく踊ります。
子供たちへの高らかなエールです。
子供たちの未来が笑顔あふれる世界でありますように。
心から祈ります。
今日も読んでくださり、ありがとうございました。
合掌✴️田村千賀